Sunday, October 25, 2009

炬燵

昨日、友達とこたつについて話した。
”あーもう、寒くなってきたねー炬燵に入ってみかんを食べたい”とその子は言った。

その子の一言でふとよみがえった記憶がある。

私の実家には掘りごたつがある。

ある冬の一日、その掘りごたつで私はいつものように’炬燵に蜜柑’をしていた。

”あーぬっくいぬっくい”といつもなら思うのだがその日は炬燵から暖かい空気が感じられない。むしろ、炬燵の中が少し寒い。

あれ?

そして、何か生暖かいものに足でふれた。

何だ?

と思い炬燵のカバーを開けて中を見たら、

なんともぐらちゃんが穴掘って私の家の掘りごたつで暖まっていた。

というちょっと懐かしい思い出☆







この曲は私が好きなMaster Ace の“Brooklyn Battles"サンプリングにされている曲。 元The Temptation のエディーさん、素敵です。


Yuki(non)


Friday, October 16, 2009

the coming

寒くなると、なぜか空が高くなる錯覚におちいる。
雨が降ると、光がにじむ。




ピアノのぽろぽろしたイントロが聴く人を不安にするけれど
歌声は儚く舌足らずで、心をじんわりと暖める。

あれ、私また雨の話してる。

shakers (hanako)

Sunday, October 11, 2009

浮浪者

こどものころ、はじめて浮浪者をみたとき衝撃をうけた。
ぼくは六歳だった。兵庫は伊丹駅。午後8時。おじと駅
前をとおりかかったときのこと。

駅前に茶色の毛布をひいて一人の老婆が座っていた。ブ
ツダンによくあるちーんというアレをちんちんやりなが
ら老婆はネンブツをとなえていた。

ぼくはもう驚愕した。その老婆のネンブツが「かーねーを
ーく、れー」という節だったからでも、ぼくをにらみつけ
たその目のかたほうだけが異様におおきかったからでもなく、
「おお、お母ぁん、こんなとこでまた念仏唱えてぇ。はよう
帰らんかぁ」
とおじがいったからだ。

おじはそういうと財布から千円札をだして例のチンチンの中
に入れた。

「おおの、おおの、こりゃ、あんたは孝行息子やぁ、へぇへぇ」
四国なまりの老婆は歯のない口でわらった。

ぼくはほんとうにびっくりした。あの人はおじさんのお母さ
んなのか!!と。 

おじはガハハハと笑ってぼくの手をひいてその場をたちさった。

いまはそれが冗談のやりとりだったとわかるが、そのときはま
ったくわからなかった。トラウマになるくらいの衝撃をうけた。

大きくなってからおじさんにその話をしたとき、おじは
「あれが満州で生き別れた実の母で。。。」と落語家のような口
調でまだいっていた。それからふいに

「駅の蛍光灯はあれやなぁ、ありゃ、白すぎんか?」
といった。




the shakers (yuji)


Wednesday, October 7, 2009

やました




母はユーミン派で、父は山下達郎だった。家族で時々するドライブの車内で、どちらのCDをかけるか喧嘩になることがよくあった。

母親の主張は、「山下達郎はへのへのもへじみたいな顔で、なんで竹内まりやと結婚できたのかわからない」という失礼の極まったもので、音楽の内容を全く無視していたように思う。

父親も、ユーミンは全然美人でもないし、決して歌もうまくない、と反論した。夫婦喧嘩とは多分そういうもので、車内のムードが本当に悪くなることもあった。

どちらとも決着はつかなかったけど、ドライブの途中のドライブインで何のお菓子を買うのかだけが楽しみだった自分には、ほとほとどうでもよかった。

今、シェイカーズお気に入りのリストには山下達郎の曲が入っている。父親が知ったら、なんて言うんだろうか。しみじみするんだろうか。ユーミンの曲も好きになった。「雨の街を」なんて、とても日本的なのにニューヨークの雨模様にもなぜかしっくりくるのだ。

http://www.youtube.com/watch?v=U8QXwbHdcqA

http://www.youtube.com/watch?v=UeyPIkKx3Ms


親世代の日本の歌謡曲を、自分が今聴いて、いいなぁ〜と思うなんて、子供の頃思ってもみなかった。自分の好きな曲と親の好みは、とてもきれいに境界線があって、そこをまたぐことになるなんて想像もできなかった。


ただ、良い曲が好き。だから私たちは一つのスピーカーに集まる。

Shakers / Hanako

Stress

人間誰しも当たり前にストレスが溜まる。けど、それをどう解消するかだと思う。

こういう曲を聞くと私の中のストレスは意外と消え去る。そして、踊りたくなる。



Shakers (Yukiko)

Followers

About Me

My photo
In October 2008, Shakers was born in the small apartment in Bushwick. Three music enthusiasts got together, listening to the beautiful music. This ritualistic gathering was simply called Listening Party, and it usually went down until six in the morning. Each one of us were baptized by pure pleasure of every elements of the sound, and formed organically the group called Shakers.