Monday, December 27, 2010
Sunday, December 26, 2010
Saturday, December 25, 2010
Friday, December 24, 2010
Thursday, December 23, 2010
YOUNG FOLKS
友人のライターが集英社から単行本をだした。ブロンクスで彼の文章をさ
いしょによんだとき、正直、下手だなぁとおもった。素人のぼくが言うの
もなんだけれど、素人目にもわかるくらいに、文章が叙情的になりすぎて
いて、読んでるほうがさめてしまうという文章だった。そのときぼくと彼
は同じESLに通っていた。
「書く対象への思い入れを客観視していない文章は、読者は離れていくか、
なんとなく恥ずかしい思いをするかもなぁ」というような、おおまかな感
想をぼくはたしか言った。それを聞いて「それはおいといて、ストリップ
にでもいこう」と彼は言った。なんでや! と心のなかで思ったけれどま
あそれはそれか、とついていった。彼のそういうバタリティをぼくはすき
だったのだ。
タイムズスクエアのストリップ小屋についてから1時間くらいしてぼくら
は踊り子さんに地下につれていかれ、お金をせびられた。奥で、がたいの
いい黒人がふたりこちらをにらんでいて、ははぁーんやってくれたのぉ、
とおもったけれどあとの祭りで、彼が法外なチップをぼくのぶんも奴らに
払った。
1年前、NYCで彼と再会したとき、バーで「英語でビールたのめるように
なったの?」ときいてきたので思い出したが、ぼくらは全く英語ができな
かったのだ。彼の文章をはじめてよんだのも、ストリップにいったのも、
10年も前のことなのだ。
いろいろあって大変だったし、
完璧には程遠いけど、自分の
今の力量やら、できること、
できないこと、得意なこと不
得意なことがいろいろわか
ってよかった。
彼は出版をしらせるメールにそうかいてきた。正直、彼が大手出版社から
本をだせるなんて想像もしていなかった。たぶん、この十年間、すごい努
力をしたのだろう。
「10年毎日やれば、その道で、どんな人でも食えるようになる。これは
保証する。ただし、10年、毎日やらないといけない」
吉本隆明の言葉はやっぱりあたっているのかもしれない。マルクスも同じ
ことをかいている。曰く、「自然に人間が影響される」
彼はやってのけたのだ。「いろいろあって大変」で、「完璧には程遠い」
のだけれど、とにかくやったのだ。かっこいいと思う。かっこいいと
はこいうことを言うんだろうなと思う。
-yuji
Wednesday, December 22, 2010
Monday, December 20, 2010
wu-tang affiliate
Saturday, December 18, 2010
um...
Wednesday, December 15, 2010
Sunday, December 12, 2010
一緒にいてくれてありがとう
Friday, December 10, 2010
継続は力なり(Endurance makes you stronger)と一期一会(Treasure every encounter)
Thursday, December 9, 2010
Wednesday, December 8, 2010
Wednesday, December 1, 2010
Congratulation
Monday, November 29, 2010
Sunday, November 28, 2010
Monday, November 22, 2010
Friday, November 19, 2010
Friday, November 12, 2010
we got funk
Monday, November 8, 2010
Thursday, November 4, 2010
ever been to Canaan?
Wednesday, November 3, 2010
結婚
Tuesday, November 2, 2010
Monday, November 1, 2010
Friday, October 29, 2010
Saturday, October 23, 2010
Bサイド
Thursday, October 21, 2010
昔のNYと今
Wednesday, October 20, 2010
最近は仕事がおわっても、なにかしら仕事的なことをしている。仕事ではないも
のもあるが。とうぜん疲れる。こうなると悪いクセのひとつで、英語をはなすの
がうっとうしくなり、仕事場ではダンマリをきめこむ。
しかし沈黙というのは、長いあいだつづけていると、大きな声と同じくらいの音
をはっしはじめる。ひときわ大人しい人が目立つのはそのせいだ。だから1時間
にいっかいくらい沈黙でかたまった、自分まわりの空気をほぐさなければならな
い。そうしないと、沈黙の音はしだいに大きくなって、不協和音へと変わってい
く。つまり他人に気をつかわせることになる。
沈黙不協和音をださず、かつあまり話さなくていい方法は音楽を小さく、直接ス
ピーカーから流すことだ。仕事場ではだいたいGeorge Winstonのピアノソロを
きいている。
この人はコアなジャズファン(どういう人のことをいうのか知らんが)からみた
キースジャレット的な立場の人(たぶん)で、その毒にも薬にもならなさそうな
音楽性から、ピアノソロ界の大衆音楽最右翼、というイメージがつきまとい(こ
れもたぶん)、ファンだという人に日米を通してあったことがない。レコード屋
にいけば1ドルコーナーにきれなままのジャケットでなげこまれている。
しかし、この人の音楽をぼくは好きだ。才能のある、いい音楽家だとおもう。聞
いているとこの人の人となり、育ってきた環境やなんかが想像される。音楽は、
たとえるならばミシガンあたりの田舎街の、おじさんおばさんが週末にすこしだ
けおしゃれをして、ひさしぶりに夫婦そろって出かけていく演奏会のための音楽。
それは音楽のあり方の一つとして、理想型に近い。
12月1日、バルークカレッジに演奏にくる。会場のチョイスに、音楽とおな
じ哀愁が、たっぷりとただよっている。もっと哀愁があるのは、箱根彫刻の森美
術館のCM音楽に使われたら、ぴったりだろうなということだ。ヴィデオは彼の
弾くカノン。あっさりとした、いい演奏である。
-yuji
Tuesday, October 19, 2010
Thursday, October 14, 2010
Friday, October 8, 2010
Sunday, October 3, 2010
brain
Monday, September 27, 2010
I just realized
Tuesday, September 21, 2010
Sunday, September 5, 2010
Tuesday, August 31, 2010
今日はなんだか
Saturday, August 21, 2010
love makes the world go round
we've been away from this blogging thing, we are in the lab to make science happen if you know what we mean.
Wednesday, July 21, 2010
Tuesday, July 6, 2010
Sunday, June 27, 2010
7/1 The Shakers meet @ BARZINHO Restaurant Bar
Monday, June 21, 2010
I don't wanna be where you are
Monday, June 14, 2010
cyclone
Sunday, June 13, 2010
Rain(雨)
Tuesday, June 8, 2010
Sunday, June 6, 2010
私いつもこの瞬間うれしいんです
Thursday, June 3, 2010
いやーブルックリンブァイブス半端ないです
Sunday, May 30, 2010
Sunday, May 16, 2010
heartache
小学生の頃、友達の引っ越しはひどく悲しかった。
放課後、毎日遊びに行った家や庭が少しずつ片付いていって、
日にちが迫ると、どうしようもない無力感に襲われたものだ。
自力で遊びに行ける経済力もなく、引っ越しを阻止する権力もない。
小さな紙には住所と電話番号だけが書いてあって、
それ以外には、携帯もメールもなかったから、
いくつもの街をへだてた物理的な距離は、今の千倍にも感じられた。
今、大人になって、自由に使えるお金がわずかだけどあって、
好きな場所へ好きなときに行ける自由だってあるのに、
どうしても、あのときと同じ無力感が、心を包んでいる。
遠くの、知らない街へ行ってしまう人へ。
Tuesday, May 11, 2010
Tuesday, April 20, 2010
bye bye GURU
Tuesday, April 13, 2010
ぼくの伯父さん
どうしてぼくが音楽をすきになったかというと、これはおじの影
響なのだろうと思う。おじは家は違うが同じ敷地内に住んでいた。
はじめてスリラーのプロモをみせてくれたのもおじさんだったし、
歌謡曲の世界、ハワイアンの世界、ジャズの世界を教えてくれた
のもおじさんだった。5歳のときから強制的にのど自慢大会にも
出場させられた。
おじさんは映写技師で経営していた映画館がつぶれると郵便配達
員になった。こうかくとニューシネマパラダイスやジャックタチ
の映画のようだが、そんな甘いものではなかった。このひとは破
天荒な人だった。ここには書かないけれど、この人はひどかった。
正確にいうとこの人の人生の中で、何年間かはひどかった。ひと
はたぶん人生のうちで何年間かはすごく忙しかったり、何年間か
は失業していたり、何年間かはさびしかったり、ということの繰
り返しなのだろうけれど、この人は、何年間かはひどかった。
そのことで幼少であったぼくがぐれるとか、心にトラウマがなん
ちゃらとかそういうことは一切なかった。いろいろな問題はもう
そこにあるものであって、「ある」からもうそれでいいのだ。
自分は(他人は)たいしたことないのだから、たぶんその問題は
自分の(他人の)手にはおえないのだ。だから悩むだけ無駄だ。
最善の解決策をさがして実行するだけでいいのであって、そのま
わりのごちゃごちゃは一切いらない。最悪の自体を想定して、そ
うなる覚悟を決める。そして最善策を実行する。これだけでいい
とおもっている。
そのおじさんが数週間前に死んだ。肺炎だった。
兄弟である父親ではなく、母親がメールで知らせてきた。
「ぼくが子供のころから今まで、あなたが一番たいへんだったと思
います。ご苦労さまでした。それからだれもゆうてないと思うから
ありがとう、といっておきます」
というメールをおくった。
「あなたにそうゆうてもらえて、ほんとうにうれしいことです」
と、母親は返してきた。
読みおわってからお互いに「あなた」と呼びあっていたことに気が
ついた。
-Yuji
ジャック・タチ『ぼくの伯父さん』
Wednesday, April 7, 2010
もし私が男だったなら
Monday, March 1, 2010
あとでーは。。。
Saturday, February 27, 2010
love it or leave it alone
天気の文句を言う人が居る。
交通の便が悪くなって、道路もぐちゃぐちゃで汚いとか。
雪が多い場所で育ったわたしは、
降りてくる真っ白な雪を見るとすべてが帳消しだ。
この大雪が溶けたら、冬が終わる。
「みんなのうた」に足を運んでくれたみなさん、どうもありがとうございました。
hanako (shakers)
Saturday, February 20, 2010
東京スカパラダイスオーケストラの前座をしたことがあって、
ギターをひいた。申し訳ないけれど、スカパラのレコードは
一枚ももっていなかった。
にもかかわらず、ぼくは楽屋でずっとドキドキしていた。心
が高鳴っていた。ぼくはそうとうひねくれた人間だけれど、
あのときは純粋な少年にもどったようだった。なぜなら楽屋
にフィッシュマンズのドラマー茂木さんがいたからだ。
(スカパラのドラマーでもある)
フィッシュマンズは奇跡的にすごいバンドだった。才能のあ
るひとは早死にするの法則にさからえず、ボーカルの佐藤は
若くして死んだ。
このナイトクルージングの入っている「空中キャンプ」はす
ごいアルバムである。そのアルバムでドラムを叩いていた人
が目の前にいるとおもうと感動した。
話かけたいなと思いながらも話すタイミングが作れず、少女
のようにモジモジしていたというのはウソで、ぼくはトビウ
オのようにピシャンと茂木さんのところにいった。ぼくがど
れだけこの曲とこのアルバムを愛しているか、早稲田でやっ
ていたライブのときバイオリンはいらなかったんじゃないか
とか、いろいろ聞きたかったからだ。
でもノートブックでメールをしていた茂木さんの後姿をみて、
話かけるのをやめた。なんだかわからないけれどやめたのだ。
あの感情はいまだによくわからない。
その日は死ぬようにお酒をのんだ。演奏中も飲みつづけた。
酔いすぎてギターの線が知らないうちにアンプから抜けてい
た。演奏後も飲みつづけて、吐きつづけて、それでも飲みつ
づけた。
明日シェーカーズのイベントがある。酔いすぎたそのステー
ジの、ぼくの隣でベースを弾いていたサンフォードもDJをす
る。ぼくらはいつも飲みすぎる。
この文章は不完全にここで終わる。うまくまとめようと思え
ばできるけれど、それはしない。夏休みの終わりのような、
そんな不完全さ。
yuji (the shakers)
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About Me
- shakers
- In October 2008, Shakers was born in the small apartment in Bushwick. Three music enthusiasts got together, listening to the beautiful music. This ritualistic gathering was simply called Listening Party, and it usually went down until six in the morning. Each one of us were baptized by pure pleasure of every elements of the sound, and formed organically the group called Shakers.